AGC 022 B - GCD Sequence
xとS∖{x}が互いに素でないという条件から偶数の集合{2,4,6,...}を思い浮かべてみるが、そのままではSの最大公約数が1にならないし、また、30000までの偶数は15000個しかないので数も足りていない。そこで、3を加えてSの最大公約数を1にした上で、3の倍数を適当に加えて条件を満たすようにできないか考えてみる。
既に特別である集合Sに、特別性を壊さないように整数を追加することを考える。まず、S∖{2}の総和が2で割り切れるようにするために、Sの中の奇数は常に偶数個を保つべきなので、3の倍数で奇数であるものは2個ずつ加えたい:
(1){3,9},{15,21},{27,33},...
また、S∖{3}の総和が3で割り切れるようにするために、追加する数は常に3の倍数を保ちたい。偶数のうち3の倍数であるもの、つまり6の倍数は1個ずつ加えることが可能である:
(2)6,12,18,...
偶数のうち3の倍数でないもの、つまり3を法として1または2と合同であるものは、ペアで追加すれば3の倍数になる:
(3){2,4},{8,10},{14,16},...
(1),(2),(3)で20000個の整数を網羅しているので、あとはS:={3,9}∪{2,4}をベースにしてNに達するまで任意に加えればよい。N=3の場合だけ扱えていないが、サンプルにある出力をそのまま使って対応できる。